2021

05.15

創立109周年 社長からのご挨拶

本日、私どもアイサワ工業はお陰さまで創業109周年を迎えることとなりました。ここに、お得意様はじめ協力企業・関係者の皆様、地元岡山の皆様及び先輩・役職員に、謹んで御礼申し上げます。

最近読み終えた本で、2019年のベストセラーとなった「ファクトフルネス」の最終章の記述により、その本の著者が戒めている「焦りの本能」を刺激されました。本の著者ハンス・ロリング博士は、スウェーデンの医師で、専門は公衆衛生です。その記述内容とは、現在のグローバルな危機の中で、特に気をつけておくべき事として「感染症の世界的な流行」「金融危機」「世界大戦」「地球温暖化」「極度の貧困」を指摘されていることです。
私が「焦りの本能」を刺激されたのは、その本が現在の新型コロナ・ウィルスによる世界的なパンデミックが起こる前の、2017年に著されていたからです。「科学者の発言は現実化する可能性がある」ということを改めて思い知らされ、最近の経験と合わせて「焦りの本能」が刺激されたのだと思います。
先月、香川県丸亀市手島で岡山山陽学園の生徒さんと海洋ごみの回収に参加しました。私は岡山商工会議所で「SDGs・環境」を担当しており、その委員会メンバーとの活動でした。何度回収しても、次の時には同じだけのごみが漂着しているとのことでした。プラスチックごみは、時間が経過するとマイクロサイズとなり、魚を経由して人体にも取り込まれる可能性があるとのことでした。遠目からでは気が付きません。上陸して近づいて、初めてわかるごみの量でした。「気づかないところで気づかないうちに環境破壊が進んでいるのだな」と実感しました。
「コロナ以外の四つのリスクが、気が付かないところで進行しているのではないか?」
この直感により「焦りの本能」が刺激されたのだと思います。
当社は来年、110周年を迎えます。周年事業の企画をしている時に上記の書籍を読み、且つ貴重な体験をした事、SDGsの担当をしている事は、何か示唆を与えてくれているのではないかと思っています。私は、河川改修・道路改良・土地改良・下水道の整備等、当社の担当する公共事業の多くの目的が、SDGsに貢献する事だと確信し、取り組んでまいりました。しかし、本業だけの取り組みでは不十分ではないか?そんな動機づけを与えられたと感じています。2030年までに、当社としてできることは何なのか、それを見つけて着手する一年にしていきたいと考えています。

今後とも倍旧のお引き立てを、よろしくお願い申し上げます。

令和3年5月15日

取締役社長
逢澤 寛人