2020

05.15

創立108周年 社長からのご挨拶

本日、私どもアイサワ工業は、お陰さまで創業108周年を迎えることとなりました。ここに、お得意様はじめ協力企業・関係者の皆様、地元岡山の皆様及び先輩・役職員に、謹んで御礼申し上げます。

新型コロナ・ウィルスの社会への影響は、非常に大きくなると予測されます。「ペストによるルネサンス」に相当する大きな社会変動の可能性があると歴史家は述べています。「リアルからバーチャル」「資本主義対社会主義」「財政破綻」、今までの宿題に加えて未知の課題が、次々と我々に突き付けられる時代に入ってくると思われます。そして歴史的には、それらの課題が未知かつ難しいものである時、社会的混乱が起こってきました。最悪の場合、独裁政治・鎖国・戦争等、今までは選択肢にもならなかったことが議論の対象として浮上してくるかもしれない、「危険な時代」となる可能性があります。そして今や、そのような「危険な時代」にこそ新しい哲学・宗教が現れ、そこから芸術・文化、そして政治・経済へと、時代に合った社会を構成する要素が長い時間をかけて生まれてくるという「歴史の転換点」に我々は立っているという問題意識を持つ必要があると思われます。
では、そのような「歴史の転換点」に立つかもしれない経済人として、我々はどのように考え、行動していけばよいのでしょうか?まず、現在の状況を過大に評価し、過剰反応しないことです。AI等の利用により、早期にワクチンが作られ、ウィルスによる健康被害は収束する可能性があります。必要なのは、古くなったかもしれない社会システムを使いながら、生きて行くうえで不可欠な食糧・医療・教育・インフラを維持する事です。その上で、明確になっている今までの課題、「温暖化」「財政再建」「一極集中」等に本気で取り組む事です。
東日本大震災直後、「この災害からの復興は、新しい社会モデルを東北地方に造ることだ」と、日本全体で決心したのが十年前です。しかし、復興は従来型の街づくりがほとんどで、「問題解決型投資」がどの程度行われたかは、大いに疑問です。「現在の宿題・解決方法が提示されている問題を片づける事」、このことが長い時間がかかるかもしれない「歴史の転換期」において、国際的に置き去りとされない道筋だと思われます。
当社は、これからも土木・建築事業を通してインフラを維持し、人々の命と生活を守ってまいります。そして、いつも国家の進むべき道を考えながら、それに貢献するお客様とともに、歴史の転換期において「新しい日本・世界づくり」に貢献してまいります。

今後とも倍旧のお引き立てを、よろしくお願い申し上げます。

令和2年5月15日
取締役社長
逢澤 寛人